部分入れ歯でお悩みの方へ
もう「仕方ない」と諦めないでください

「部分入れ歯にしたけれど、どうも慣れない…」
「食事中に外れそうで不安だ…」
「笑うと金属のバネが見えて、人目が気になる…」
もしあなたが、今お使いの部分入れ歯にこうしたお悩みを抱えているなら、その気持ちは決して特別なものではありません。
部分入れ歯は、歯を失った部分を補う大切な治療法ですが、その一方で、違和感や見た目、機能性に関する様々な問題がつきものです。
しかし、そのお悩みを「部分入れ歯だから仕方ない」と諦める必要はありません。
あやせ ほりきり中央歯科口腔機能クリニックは、患者さま一人ひとりの部分入れ歯のお悩みに真摯に向き合い、その原因を追求し、最適な解決策をご提案します。
部分入れ歯に関する、よくある5つのお悩み
部分入れ歯の患者さまから寄せられる、代表的なお悩みと、その原因、そして解決策についてご紹介します。
お悩み1:笑うと金属のバネが見えて、見た目が気になる

原因
従来の保険診療の部分入れ歯は、残っている歯に「クラスプ」と呼ばれる金属のバネをかけて固定します。
この金属部分が、特に前歯に近い部分にあると、口を開けたときに目立ってしまい、見た目が気になってしまうことがあります。
解決策
このお悩みには、ノンクラスプデンチャーやアタッチメント義歯といった、金属のバネを使わない入れ歯が有効です。
ノンクラスプデンチャー
金属の代わりに、歯ぐきと同じ色の樹脂素材で入れ歯を固定します。
見た目が非常に自然で、口を開けても入れ歯だと気づかれにくいという特長があります。
アタッチメント義歯
残っている歯や人工歯根(インプラント)に特殊な装置を埋め込み、入れ歯を固定します。
これにより、外から見える金属バネがなくなるため、審美性が向上します。
お悩み2:痛みや違和感があって、慣れない

原因
入れ歯が合わない、特に歯ぐきに当たる部分に痛みがある場合、入れ歯の設計や噛み合わせ、または製作精度に問題がある可能性があります。
また、長期間使用していると、顎の骨が少しずつ吸収され、歯ぐきの形が変わることで、入れ歯との間に隙間が生じ、痛みや違和感の原因となることもあります。
解決策
痛みや違和感には、以下の治療法が効果的です。
精密な調整
当院では、お口の微妙な変化に合わせて入れ歯を細かく調整することで、痛みを軽減します。
コンフォートデンチャー
入れ歯の裏側に生体用シリコーンなどを追加し、歯ぐきとの密着性を高めます。
これにより、噛んだ時の圧力が分散され、痛みが大幅に軽減されます。
コンフォートデンチャーと呼ばれる、このシリコーン裏打ちを施した入れ歯は、特に強い痛みにお悩みの方におすすめです。
お悩み3:噛みにくい、食事が美味しくない

原因
入れ歯の安定性が不足していると、食べ物を噛んだときにグラついたり、うまく噛み砕けなかったりします。
これにより、食事の満足感が低下し、噛むこと自体が億劫になってしまいます。
また、入れ歯が分厚いと、食べ物の温度や風味を感じにくくなることも、食事が美味しくないと感じる原因の一つです。
解決策
噛む機能を改善するには、入れ歯の安定性を高めることが重要です。
金属床義歯
土台を金属で作ることで、入れ歯を薄く、かつ丈夫に作製できます。
これにより、違和感が少なくなり、熱が伝わりやすくなるため、より食事を楽しめます。
アタッチメント義歯
特殊な装置で入れ歯をしっかりと固定するため、従来の入れ歯に比べて噛む力が向上します。
お悩み4:入れ歯がすぐに外れる・ガタつく

原因
部分入れ歯の固定力が弱い、または入れ歯を支える歯が弱っている可能性があります。
歯ぐきが痩せて、入れ歯との間に隙間ができていることも原因の一つです。
解決策
このお悩みには、精密な調整と入れ歯の固定力を強化する治療法が適しています。
精密な調整
当院では、お口の微妙な変化に合わせて入れ歯を細かく調整することで、ガタつきを軽減します。
コンフォートデンチャー
入れ歯の裏側に生体用シリコーンなどを追加し、歯ぐきとの密着性を高め、安定させます。
アタッチメント義歯
残っている歯を土台として、マグネットやスナップボタンのような装置で入れ歯を固定するため、強力な安定感が得られます。
お悩み5:残っている歯への負担が心配

原因
従来の入れ歯は、バネをかける健康な歯に負担が集中しやすい構造になっています。
特に強い噛む力がかかると、その歯が揺さぶられ、将来的に歯を失ってしまうリスクが高まります。
解決策
残っている歯を大切にするためには、力を分散させる設計が有効です。
精密な設計
残っている歯に過度な力がかからないような設計を行います。
アタッチメント義歯
アタッチメントで入れ歯を固定するため、特定の歯に負担が集中せず、複数の歯でバランスよく力を支えることができます。
合わない部分入れ歯を使い続けることのリスク
「多少の不便は我慢できる」と考えて、合わない部分入れ歯を使い続けることは、お口全体の健康、さらには全身の健康にまで悪影響を及ぼす可能性があります。
お悩みを放置せず、早めに歯科医師に相談することが、ご自身の歯と全身の健康を守るために非常に重要です。
1. 残っている歯の寿命が縮む
合わない入れ歯は、バネをかけている健康な歯に過度な負担をかけ、その歯が揺さぶられたり、歯周病を悪化させたりする原因となります。結果として、健康な歯まで失ってしまうリスクが高まります。
2. 顎の骨の吸収が進行する
入れ歯が安定しないと、歯ぐきと顎の骨に不均等な力がかかり、骨の吸収がさらに進んでしまいます。
骨が痩せると、ますます入れ歯が合わなくなり、新しい入れ歯の作製も難しくなることがあります。
3. お口全体の健康が悪化する
入れ歯と歯ぐきの間に食べかすが詰まりやすくなり、清掃が不十分だと、残っている歯の虫歯や歯周病のリスクが高まります。
4. 全身の健康への影響
噛む機能が低下すると、食べ物が十分に消化されず、胃腸への負担が増加します。
また、しっかりと噛むことができないと、脳への刺激が減少し、認知機能への影響も懸念されています。
当院があなたに寄り添う、4つの安心サポート
部分入れ歯のお悩みは、決してあなた一人だけの問題ではありません。
当院は、患者さまが抱える不安を一つひとつ丁寧に紐解き、本当に納得できる解決策を共に見つけ出すために、以下の4つのサポート体制を整えています。
1. 2つの視点からお悩みを徹底的に掘り下げる「ヒアリング&精密検査」

当院のカウンセリングは、単に「どんな入れ歯が欲しいか」を伺うだけではありません。
まずは、あなたが部分入れ歯に「なぜ不満を感じているのか」を、じっくりお聞かせいただきます。
患者さまの声から紐解く「主観的ヒアリング」
食事中に外れる、笑うと気になる、特定の場所が痛い…など、あなたの「困りごと」を第一に考えます。
入れ歯の不具合が、あなたの生活にどのような影響を与えているかを丁寧に汲み取ります。
専門家が科学的に分析する「客観的精密検査」
最新のデジタルレントゲンや口腔内スキャナーを使い、目には見えない顎の骨の状態や、入れ歯を支える残存歯の健康状態を正確に診断します。
この2つの視点から、お悩みの根本原因が「入れ歯の不適合」なのか、「お口の機能低下」なのかを正確に見極めます。
当院が特に力を入れている、50歳以上の方への口腔機能低下症検査も、この「根本原因の特定」を目的としています。
原因が分かれば、解決策は必ず見つかります。
2. あなただけの「オーダーメイド」治療計画

入れ歯治療に「これしかない」という答えはありません。
患者さまのお口の状態、ライフスタイル、ご予算、そして何よりも「どうなりたいか」というご希望によって、最適な入れ歯は異なります。
当院は、保険診療から自費診療まで、幅広い選択肢をご用意しています。
カウンセリングと精密検査で得られた情報をもとに、複数の治療法を提示し、それぞれのメリット・デメリットを丁寧に、かつ分かりやすくご説明します。
3. 「作って終わり」にしない、歯科医師と歯科技工士の連携

入れ歯治療の成功は、歯科医師の診断力と、実際に製作する歯科技工士の技術力にかかっています。
当院は、患者さまにご満足いただける入れ歯を提供するため、熟練の歯科技工士と密な連携体制を築いています。
精密な検査データや、患者さまの表情、お口の動きなどの詳細情報を技工士と共有し、一つひとつ手作業で丁寧に、あなたのお口に完璧にフィットするオーダーメイドの入れ歯を製作します。
4. 長期的な安心を約束する「治療後のメンテナンス」

入れ歯は、完成したらそれで終わりではありません。
顎の骨や歯ぐきは、時間の経過とともに少しずつ形を変えていきます。
この変化に合わせて、入れ歯も定期的に調整する必要があります。
当院は、入れ歯を快適に長くお使いいただくため、治療後も定期的なメンテナンスプログラムをご提案しています。
定期検診では、入れ歯のフィット感や噛み合わせをチェックし、必要に応じて細かな調整や、入れ歯の裏打ち(リライニング)を行います。
入れ歯を「作って終わり」ではなく、末永くお口の健康を支えるパートナーとして見守り続けます。