インプラント義歯
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- STEP 1精密検査・診断
- CTスキャンなどを用いて、顎の骨の状態を詳細に診査し、インプラントの本数や埋入位置を決定します。
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- STEP 2インプラント埋入手術
- 局所麻酔を行い、インプラントを顎の骨に埋入する手術を行います。
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- STEP 3治癒期間
- インプラントが骨と結合するまでの期間を設けます(数ヶ月)。
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- STEP 4入れ歯の作製・装着
- インプラントにアタッチメントを装着し、入れ歯を作製・装着します。
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- STEP 5定期的なメンテナンス
- 治療後も定期的にご来院いただき、インプラントと入れ歯の状態を確認します。

「総入れ歯が、食事中にガタついて外れそうになる…」
「硬いものが噛めなくて、好きなものが食べられない…」
「入れ歯のせいで、顎の骨がどんどん痩せていく気がする…」
もし、今お使いの総入れ歯にこうした深い悩みや不安を抱えているなら、「インプラント義歯(インプラントオーバーデンチャー)」という、新しい治療法もおススメです。
インプラント義歯は、2~4本のインプラントを土台として、入れ歯をしっかりと固定する画期的な治療法です。
入れ歯と顎の骨が一体となることで、ご自身の歯のような安定感と、食事の楽しみを取り戻すことができます。
インプラント義歯とは?|総入れ歯の常識を変える、革新的な仕組み

インプラント義歯(インプラントオーバーデンチャー)は、顎の骨に数本のインプラント(人工歯根)を埋め込み、その上に入れ歯を固定する治療法です。
従来の総入れ歯が、歯ぐきに載せるだけで固定していたのに対し、インプラント義歯は、顎の骨に埋め込んだインプラントを入れ歯の「土台」として利用します。
これにより、入れ歯が顎の骨にしっかりと固定され、ズレたり、ガタついたりする心配がほとんどなくなります。
インプラント義歯の大きなメリット
安定感と「噛める」喜びの復活

インプラント義歯の最大の特長は、その「安定性」です。
入れ歯が顎の骨にしっかりと固定されるため、食事中や会話中にズレたり、外れたりする心配がなくなります。
また、噛む力が顎の骨にダイレクトに伝わるようになるため、従来の入れ歯では難しかった、硬いお肉や、噛み切りにくいおせんべいなども安心して食べられるようになります。
顎の骨の吸収を抑制

歯が抜けたまま放置すると、顎の骨は徐々に吸収されていきます。
これが入れ歯のガタつきや、顔貌の変化につながる原因の一つです。
インプラントは、埋入された顎の骨に刺激を与えるため、骨の吸収を抑制する効果が期待できます。
これにより、入れ歯が長期間安定し、将来的な入れ歯の作り直しや調整の頻度を減らすことにも繋がります。
優れた審美性と快適性

インプラントで入れ歯を固定できるため、入れ歯の床(歯ぐきに当たる部分)を従来の総入れ歯よりも薄く作製できます。
入れ歯が薄く、軽くなるため、お口の中が広く感じられ、違和感が軽減されます。
また、食べ物の温度が伝わりやすくなり、食事を心から楽しむことができます。
口腔衛生の維持が簡単

インプラント義歯は、ご自身で簡単に取り外して清掃できます。
毎日入れ歯を洗浄できるため、細菌の繁殖を防ぎ、口腔内を清潔に保つことができます。
歯科医院での定期的なメンテナンスも、インプラントと入れ歯の両方を専門的にケアできます。
他の治療法との違い
インプラント義歯は、歯が1本も残っていない方にとって、従来の総入れ歯の「安定しない」「噛めない」という問題を解決しつつ、インプラントの本数を抑えることで、通常のインプラント治療よりも手術の負担や費用を軽減できるという大きなメリットがあります。
アタッチメント義歯は残っている歯を土台にするのに対し、インプラント義歯は人工歯根(インプラント)を土台にします。
これにより、歯が1本も残っていない方でも、安定した入れ歯を手に入れることが可能になるのです。
比較項目 | インプラント義歯 | アタッチメント義歯 | 通常のインプラント治療 |
---|---|---|---|
主な対象者 |
歯が1本も残っていない方 |
歯が数本残っている方 |
歯が数本〜1本欠損の方 |
固定方法 |
2~4本のインプラントで固定 |
残った歯や歯根で固定 |
欠損部ごとに1本ずつインプラントを埋入 |
清掃性 |
入れ歯を取り外して清掃 |
入れ歯を取り外して清掃 |
歯磨きと同様の清掃 |
手術の負担 |
少ない本数のインプラント手術 |
不要 |
欠損歯の本数分の手術 |
インプラント義歯の治療の流れ
インプラント義歯の治療に入る前に、検査をして、診査診断します。
治療の流れと費用・リスクについて
治療費用 |
1,100,000円(税込) |
治療回数 |
5~10回 |
治療のリスク・副作用 |
外科手術に伴うリスク: 腫れ、痛み、内出血、感染など、一般的な外科手術に伴うリスクがあります。 |